東京都渋谷区初台にて仁清写 福禄寿の置物、火鉢、勲章など。

東京都渋谷区初台にて仁清写 福禄寿の置物、火鉢、勲章などをお売りいただきました。

業者様のご紹介で、遺品整理でお呼びいただきました。お父様が生前大切にされていたという骨董品をご処分されたいとのことでご連絡いただき、本日出張買取させていただきました。お売りいただいたお品は、仁清写 福禄寿の置物、火鉢、勲章など。火鉢は黒柿の関東長火鉢、勲章は瑞宝章や 勲六等単光旭日章など。仁清写 福禄寿の置物は時代のもので作家などは入っておりません。仁清写の大変造りの良い福禄寿です。京焼の歴史の中で特に影響を与えたといわれる江戸時代前期の陶工・野々村仁清(ののむらにんせい)。ろくろの技術が大変優れた人で、全体に薄手、華麗で繊細、絵画的な絵付けで装飾された作品が特徴です。現在でも野々村仁清の技術力や表現力にあやかろうと多くの陶工や作家が「仁清写」として作品を制作されております。当社では野々村仁清の作品はもちろん、仁清写作品も買取強化しております。茶道具や置物など、全て買取しております。
お父様の大切にされていたお品々、大切に次へと橋渡しさせていただきます。本日はお忙しい中、出張買取でお呼びいただき有難うございました。

野々村仁清(生没年不詳)
丹波国桑田郡野々村(現在の京都府北桑田郡美山町)出身。本名:清右衛門。
若い頃に粟田口や瀬戸で轆轤(ろくろ)の修業を積み、正保年間(1644年 – 1648年)頃、洛西の仁和寺(にんなじ)門前に御室(おむろ)窯を開く。「仁清」という号は、仁和寺の仁と清右衛門の清を合わせたもので、門跡より拝領したと伝えられている。茶人金森宗和とかかわり、野々村仁清は優美な陶器を次々と生み出した。仁清の作品は、巧みな轆轤の技術と華麗な上絵付けに支えられた、茶壺、水指、茶碗、香炉、香合などの茶道具で占められているが、代表作といわれるものが色絵の茶壺である。色絵藤花文茶壺は、仁清の茶壺の中でも最高の傑作として名高い。また、「色絵雉香炉」や「法螺貝形香炉」のような彫塑的な作品にも優れております。