東京都府中市にて北村西望のブロンズ像「将軍の孫」、ジャガールクルトの置き時計。

東京都府中市にて文化勲章受章 北村西望のブロンズ像「将軍の孫」、Jaeger-LeCoultre(ジャガールクルト)アトモス置き時計をお売りいただきました。

業者様のご紹介で、お引越し前のお片付け整理でお呼びいただきました。いつもお客様をご紹介いただき有難うございます。他社と相見積もりでしたが、査定の上当社にお売りいただくこととなりました。本日お売りいただいたお品は、北村西望(きたむらせいぼう)のブロンズ像「将軍の孫」、Jaeger-LeCoultre(ジャガールクルト)アトモス置き時計。彫刻家北村西望の人気作品である「将軍の孫」。こちらは高さ約50㎝の大振りなブロンズ像。「将軍の孫」は大正7年、日露戦争の軍神であった橘中佐の立像を制作するため遺品を預かっていたところ、麦藁帽子をかぶって北村西望のアトリエに遊びに来た当時五歳の長男・治禧(はるよし)氏が、ぶかぶかの軍靴をはき、西望に拳手の礼をとったあどけない姿をモデルにしたもの。この作品は、文部省第12回美術展覧会(文展)に出品され、推薦を受けております。文展における推薦は無監査と同じ。大正5年に文展の褒状制度が改正され、入賞は一括して特選となり、新たに無監査の推薦が設定されました。この像は当時青山にあった学習院の幼稚園と府中刑務所に設置されました。現在では、井の頭公園、調布市の神代植物公園、箱根の彫刻の森美術館をはじめ各所に置かれ、誰にでも好かれている作品の一つです。本品は高岡銅器製、共箱付。また、Jaeger-LeCoultre(ジャガールクルト)アトモス置き時計また、も併せてお売りいただきました。電池を動力とせず、ただ置いておくだけで半永久的に動く置時計アトモス。この時計は空気を動力としております。記念が入ってしまっておりますが動作良好、こちらも買取させていただきました。良いお品をお売りいただき、誠に有難うございました。
市場へ戻る途中、志木市にある中華料理屋「五番」さんで食事をしました。昔ながらの中華料理屋で、店内は高級感あふれるお店ですが、料金はリーズナブル。よく寄らせてもらってます。こちらのおすすめは広東麺ですが、本日は担々麺、とても美味しかったです。

北村西望(きたむらせいぼう)1884~1987年
明治17年 12月16日長崎県南高来郡にて出生
明治45年 東京美術学校彫刻科卒業
大正4年 第9回文展 初入選
大正7年 第12回文展 「将軍の孫」出品
大正14年 帝国美術院会員
昭和30年 長崎「平和記念像」完成
昭和33年 文化勲章 文化功労者顕彰 日展創立
昭和40年 日本芸術院第一部長
昭和44年 社団法人日展改組、会長
昭和45年 社団法人日本彫塑会改組、名誉会長
昭和47年 長崎県島原城内に西望記念館完成
昭和49年 日展名誉会長
昭和50年 長崎県有馬町に「西望公園」完成
昭和52年 広島市中央公園 鯉「飛躍」設置
昭和56年 東京都青梅市御岳山頂「畠山重忠公像」設置
昭和62年 3月逝去 104歳