東京都江東区亀戸にて刑部人の油彩画、錫製時代煎茶道具、着物など。

 

東京都江東区亀戸にて刑部人の油彩風景画、錫製の時代煎茶道具、着物などをお売りいただきました。

業者様のご紹介で解体前のお片付け整理でお呼びいただきました。旧家に飾られていた絵画や、代々使われていたという錫製の煎茶道具、アンティーク着物などをお売りいただきました。絵画は人気洋画家、刑部人の風景画。1940年に描かれた作品となります。古い作品ですので、額に痛み、作品にシミなどございました。前作の作品となりますが、当社で買い取りを強化している作家ですので、買取させていただきました。煎茶道具は急須二点、湯冷まし、茶合(仙媒)二点、全て錫製のものです。霊芝の摘みや蓮の形をしたりと、煎茶の本場中国でも人気の形でございます。数点在銘となってます。凹みや汚れのあるものなどございましたが、こちらも当社買取強化商品ですので、全て買い受けさせていただきました。煎茶道具には、煎茶碗、香合、茶合、茶量、仙媒、茶入、茶壺、茶心壷、鉄瓶、銀瓶、湯沸し、ボーフラ、湯さまし、水注、涼炉、火炉、炉台、火箸、宝瓶、急須、建水、瓶掛、瓶敷、罐座、瓶座、結界、硯屏、炉屏、茶箱、器局、提藍、茶櫃、茶籠、茶托、煎茶盆、烏府、炭斗、火斗、羽箒、炉扇、滓盂、洗瓶、巾筒、茶具褥などがございます。六角堂では、全ての煎茶道具を買取強化してます。お着物は大正から昭和初期にかけてのアンティーク。古いちりめんのものや紬などがり、シミ汚れのあるものも多くございましたが、ウールのもの以外は全て買取させていただきました。本日はお忙しい中、良いお品を多数お売りいただき有難うございました。
帰宅途中、埼玉県和光市にある「大鷹ラーメン」さんで食事をしました。メガ鷹ラーメンの野菜増しを注文、ボリュームたっぷりで美味しかったです。

刑部人(おさかべじん)明治39年(1906) ~ 昭和53年(1978)
明治39年 栃木県に生まれる
大正7年 上京、川端龍子に師事。
大正11年 川端画学校に学ぶ。
大正13年 東京美術学校(現:東京藝術大学美術)西洋画科に入学。
昭和3年 第9回帝展に刑部人『友人の肖像』が初入選。
昭和4年 東京美術学校(現:東京藝術大学美術)西洋画科卒業。
昭和15年 芝浦の東京高等工芸学校(現:千葉大学工学部)助教授となる。
昭和18年 新文展で無鑑査となる。
昭和21年 第1回日展で刑部人『冬の軽井沢』が特選となる。
昭和23年 第4回日展で刑部人『渓流』が特選となる。
昭和33年 新世紀美術協会に参加。
昭和42年 日展審査員。
昭和53年 逝去。享年71歳。勲四等瑞宝章を受章。