横浜市南区にて、重要無形文化財(人間国宝)加藤卓男の藍彩平水指、掛軸など。

     

神奈川県横浜市南区にて、重要無形文化財(人間国宝)加藤卓男の藍彩平水指、掛軸などをお売りいただきました。

業者様のご紹介で、お引越し前のお荷物の整理処分でお呼びいただきました。いつも素敵なお客様をご紹介くださり有難うございます。本日お売りいただいたのは、人間国宝である加藤卓男(かとうたくお)の藍彩(らんさい)平水指、茶道具、掛軸など。加藤卓男の作品は、卓夫の落款となっております。これは人間国宝になられた後、最晩年の落款になります。二重箱に収められております。少しの焼成温度差で流れ方が変わる藍彩。本作は藍彩(酸化コバルト)のさわやかな色調の作品。保管状態も良く、当社の買取強化作家作品でしたので、お客様にお喜びいただける査定額で買い取らせていただくことが出来ました。素晴らしい作品の数々をお売りいただき有難うございました。
本日は横浜市で中国オークションがあり仕事の仲間たちが近くに来ておりましたので、中華街で合流し食事をすることになりました。萬金楼(まんきんろう)さんへ寄り、食べ放題コースをいただきました。メニューが100点以上もあり、たくさんいただいてしまいました。どれもとても美味しかったです。食事後、仲間達は占いをしてもらっておりました。W氏は現在モテ期とのことで、大変喜んでおりました。次来た時にはわたしも占ってもらおうかと思います。

加藤卓男(かとうたくお)1917年~2005年
1917年 岐阜県多治見市に生まれる。家は江戸時代から続く窯元幸兵衛
1935年 多治見工業学校を卒業する
1954年 第10回日展に入選
1961年 フィンランド政府の招聘で、フィンランド工芸美術学校へ留学
1963年 第6回新日展で特選・北斗賞受賞
1964年 「美濃陶芸協会」設立、初代会長に就任。岐阜県芸術文化顕彰受賞
1965年 第8回新日展にて北斗賞受賞
1976年 東京大学イラン・イラク遺跡発掘調査団に参加
1980年 イラク文化省よりバクダッド大学に客員教授として招聘を受ける
1983年 多治見市無形文化財保持者認定、同岐阜県重要無形文化財保持者認定
1988年 紫綬褒章受章
1989年 正倉院に二彩鉢の復元作品を納める
1991年 美濃陶芸協会名誉会長となる
1995年 重要無形文化財「三彩」保持者認定
1996年 岐阜県名誉県民となる
2005年 1月11日死去