東京都板橋区常盤台にて、青木木米造の染付茶碗、伊万里錦手香炉。

    

東京都板橋区常盤台にて、桐箪笥、掛軸、青木木米造の百老人物語染付茶碗、伊万里錦手四つ足双耳香炉などをお売りいただきました。

本日は三件の出張買取。一件目は墨田区墨田区墨田へ、ペルシャ絨毯のご処分でお呼びいただきました。多少状態に問題ございましたが、ナイン産の良い絨毯でしたので、買い受けさせていただきました。二件目は埼玉県戸田市へお荷物のお片付け整理でお呼びいただきました。こちらではオーディオや獅子の石製置物などをお売りいただきました。三件目は板橋区常盤台へ、解体前のお片付け整理でお呼びいただきました。こちらは不動産業者様のご紹介で、ご指名いただきました。いつもお客様をご紹介くださり、有難うございます。桐箪笥、掛軸の他、古伊万里や古陶磁器など、古き良きお品々を買い取らせていただきました。青木木米の染付茶碗の底には、聾米造とございます。聾米という号に関しては、木米は窯の中の温度を確かめるために窯に耳を近づけて、炎の燃える音で焼きの状況を判断していたため、木米の耳はいつも赤く腫れあがっており、ついには耳が聞こえなくなってしまい、そこから聾米と名乗るようになられたようです。青木木米造の百老人物語染付茶碗、伊万里錦手四つ足双耳香炉どちらもきちんと合わせ箱に収めて保管されておりましたので、状態も良くお客様にご満足いただける査定額で買い取らせていただきました。良いお道具をお売りいただき有難うございました。
帰宅途中、花月らーめんさんへ寄り、新メニュー「嵐げんこつらあめんぐらんキャニオン」をいただきました。大判チャーシューに刻み生ニンニクと、とてもパワフルな一杯でした。明日は一日お休みをいただきます。

青木木米(あおきもくべい)明和4年(1767)〜天保4年(1833年7月2日)
京都生まれ。幼名八十八。字は佐平。別号に青来、百六散人、古器観、亭雲楼、九九鱗、聾米。
高芙蓉に書を学び、後に作陶に目覚めると30歳を境に京都粟田口に窯を開き評判を得る。
加賀藩前田家の招聘を受け、絶えていた加賀九谷焼の再生に尽力した。
陶工としては煎茶器を主に制作。白磁、青磁、赤絵、染付など幅広い作品を手掛けた。
永樂保全、仁阿弥道八とともに京焼の幕末三名人とされる。