東京都武蔵野市にて、桐箪笥、須田青華の徳利、江戸中期の古瀬戸香炉

東京都武蔵野市にて、桐箪笥、お茶道具、須田青華の祥瑞瓢形徳利、江戸中期の古瀬戸香炉(紫野大徳寺11代管長小田雪窓極め箱)をお売りいただきました。

遺品整理でお呼びいただきました。お母様が生前、茶道をされておりお道具を処分されたいとのことでお呼びくださりました。茶道具はお稽古用のものから作家物など多数ございました。一点一点査定させていただき、全て買い取らせていただきました。茶道具の他、明治期の時代桐箪笥、須田青華の徳利や時代香炉をお譲りいただきました。須田青華は北大路魯山人とも造詣が深い九谷焼の名門。江戸中期の古瀬戸香炉は古瀬戸に銀製火屋が付いており、合わせ箱の蓋裏には紫野大徳寺11代管長小田雪窓の極めがございます。若干カケがございましたが、当社の買取強化商品、お客様にご満足いただける査定額で買い取らせていただきました。良いお道具を多数お売りいただき有難うございました。帰宅途中に天下一品さんへ寄り、こってりラーメンをいただきました。このこってり感は癖になってしまいますね。明日は青梅市へ出張買取、頑張ってきます!

須田菁華(すだせいか)
初代 須田菁華  (1862~1927)は、文久2年(1862)金沢の商家に生まれる。初名与三郎。
染付・祥瑞・安南・伊賀・万暦・古赤絵・古九谷などの彷古品に妙技を振るう。
大正4年(1915) 北大路魯山人(当時福田大観)が訪れ魯山人に陶芸の手ほどきをする。
江沼郡九谷陶器同業組合長。昭和2年(1927) 没。
二代 菁華    明治25年(1892)~昭和46年(1971)初代菁華の子。本名吉次。
三代 菁華    大正5年(1916)~昭和56年(1981)
四代 菁華    昭和15年(1940)~
三代菁華の子。金沢美術工芸大学洋画科卒業後、家業を継承するべく父、祖父に就いて陶法を修行。昭和56年(1981)三代菁華の死去に伴い、四代を襲名。

小田雪窓(おだせっそう)
臨済宗の僧。大徳寺五百六世。姓は小田、雪窓は道号、諱は宗甫、室号は蔵暉。五百三世後藤瑞巌の法を嗣ぐ。僧堂師家となり、昭和30年十一代管長に就任、のち開堂した。龍翔寺に住した。昭和41年(1966)寂、65才。