群馬県太田市にて、江戸期の印籠蒔絵師梶川作鶴亀蒔絵の印籠。

優勝軒 熊谷総本店

群馬県太田市にて、江戸期の印籠蒔絵師梶川作鶴亀蒔絵の印籠などお売りいただきました。

業者様のご紹介で、蔵の解体前のお荷物整理でお呼びいただきました。本日お伺いすると、なんと前日に蔵がすでに解体されてしまったとのこと。蔵がなくなっておりビックリしてしまいましたが、解体前に中にあったお品を家の方へ保管しておいてくださいました。お売りいただいたのは、明治期の古陶磁器や置物、江戸時代の印籠蒔絵師梶川作の内梨地鶴亀蒔絵印籠など。
印籠は旅の必需品で、常備薬を持ち歩くための入れ物で、江戸時代に流行した印籠は蒔絵細工の中でも高級品でした。明治時代に入ると、海外から高い評価を得て輸出用に数多く生産されるようになりました。現在ではできない技術や手法で作られた印籠を求め、世界中にコレクターがいらっしゃいます。
梶川家の印籠は大変有名で、どこの大名家でも数点は所有されていたようです。今でも数多くの作品が残っております。本作のように、「梶川作」に朱漆で「栄」の壺形印の入っているものが多くみられます。梶川家は、初代が天和2年に幕府から江戸に召出され、5代将軍綱吉の御印籠など、蒔絵御用を勤めました。その後、12代にわたり代々将軍家の御細工頭支配御蒔絵師として勤めました。古今第一の名工と評され、最も有名な印籠蒔絵師の一派として明治維新まで繁栄しました。
当社では、梶川家、幸阿弥家、古満家、飯塚桃葉、堆朱楊成、柴田是真、原羊遊斎、古満巨柳、一峯斎、山田常嘉など、印籠蒔絵師の作品や、根付などの買取を強化しております。ご不要の作品がございましたら、六角堂までお問い合わせください。お荷物をまとめておいてくださり、有難うございました。
帰宅途中、埼玉県具熊谷市にある「優勝軒 熊谷総本店」へ寄りました。優勝軒さんにはよく行きますが、こちらが本店のようです。今日はこちらの名物「富士ラーメン」をいただきました。野菜とニンニクはマシ、背油は健康のため少なめにしました。コシのあるモチモチした極太麺に重厚な味噌豚骨スープ、癖になります。とても美味しかったです。天気が良かったので、日本一暑い市「熊谷市」はやはり暑かったです。