東京都文京区本駒込にて、明治期の仙台箪笥、盛栄堂南部鉄瓶など。

 

東京都文京区本駒込にて、明治期の仙台箪笥、盛栄堂南部鉄瓶や贈答品などをお売りいただきました。

お荷物のお片付け整理でお呼びいただきました。まずは、トランクルームでかいと長い間保管されていた明治期頃の仙台箪笥、チークのセンターテーブルを買い取らせていただきました。欅材に当時の南部鉄金具がとても雰囲気の良いタンスです。鍵の欠品、背板に破損などございましたが、当社で買い取りを強化している時代箪笥ですので、買い取らせていただきました。また、お客様宅の倉庫から、贈答品や鉄瓶などの茶道具をお売りいただきました。なるべく倉庫を片付けたいとのことでしたので、リサイクルできるものは全て買い受けさせていただきました。ご家族の思い出のたんすかと思います。大切に次へと繋げさせていただきます。ありがとうございました。
帰宅は夜となってしまいましたが、倉庫へ戻る途中にある「松屋」さんへ寄り、「ビビン丼」をいただきました。ピリ辛キムチに甘辛のたれが合いますね。とても美味しかったです。明日は出張買取をお休みいただき、一日倉庫で仕分け作業をします。お客様から買い受けしたお品々を掃除、仕分けして、次へと橋渡しできる準備をさせていただきます。また、明後日からの出張買取も頑張ります!
六角堂では、時代箪笥の買取りを強化しております。山形県庄内の庄内箪笥、山形県米沢の米沢箪笥、宮城県仙台の仙台箪笥、長野県地方の松本箪笥、岩手県地方の岩谷堂箪笥、福井県三国の三国箪笥、滋賀県近江の近江水屋箪笥、新潟県佐渡の佐渡箪笥、福島県二本松の二本松箪笥など、産地の時代和箪笥も強化買取りしております。ご不要の時代箪笥がございましたら、六角堂までお問い合わせください。

仙台箪笥の歴史は古く、原型は江戸時代末期にまでさかのぼります。主に武士が刀を入れることを目的として作られた箪笥は野郎型と呼ばれ、刀の鞘や裃(かみしも)を納めることができる幅4尺(約120センチ)、高さ3尺3寸(100センチ)の大きさに作られておりました。素材は主に欅や粟。塗りは木目も美しい「木地呂塗り」に、豪華な鉄の飾り金具が取り入れられているのが特徴です。 仙台簞笥は「指物」「塗り」「金具」、3つの技が一体となって、はじめて生み出されます。それぞれのプロ達が技を極め、ひとつの「仙台箪笥」を丁寧に作り上げていく様は、まさに手しごとのバトンリレー。いずれの作業も、熟練の技が冴える職人が手をかけることで箪笥に魂がこめられております。どっしりしながらも艶やかな佇まいで、実物を見るとその存在感に圧倒されてしまいます。