東京都中野区上高田にて、李方子の高麗焼茶碗、和田美之助の嵌金銀釜環など。

東京都中野区上高田にて、李方子(楽善斎)の高麗焼茶碗、釜師和田美之助の嵌金銀釜環などお茶道具をお売りいただきました。

お引越し前のお片付け整理でお呼びいただきました。李方子(りまさこ、イ・バンジャ)の高麗焼茶碗、和田美之助の嵌金銀釜環などのお茶道具、掛け軸(茶掛)をお売りいただきました。李方子(1901年~1989年)は、日本の元皇族、梨本宮家に生まれ、旧大韓帝国の元皇太子李垠の妃となられた方です。流転の王妃とも呼ばれテレビドラマ化もされました。韓国の障害児教育に取り組み、施設を設立されましたが、資金集めのため自作の陶磁器、七宝などの販売をしていらしたそうです。きっとこの茶碗もその中の一つでしょう。長い間使わずにしまったままの茶道具たち、今回のお引越しを機会にまとめてご処分されるとのことでお呼びいただきました。思い入れのあるお道具達、大切に次へと繋げさせていただきますね。今度お着物を処分される際にまたお呼びいただけるとのこと、楽しみにお待ちしております。ご指名いただき有難うございました。
今日は市場の上司であるT橋氏が夕食をご馳走してくれるというので、大島屋がってん食堂へ向かいました。奢ってもらえるとの事でしたので、お刺身、馬刺し、天ぷら、ラーメン、デザートなどなど、大食いしてしまいました。会計時にT橋氏もびっくり、ご馳走様でした!!

和田美之助(わだみのすけ)
江戸時代から続く釣鐘鋳造師でその当主が代々受け継ぐ名前です。
初代は京都三条釜座に居を構え、座衆取締役として活躍し、釜や釣鐘を鋳造して天下一釜師の号を拝受されました。
10代の時に茶釜の制作を行うようになり、12代は炉釜・風炉釜・風炉・花入・燗鍋・火箸・釜環・五徳など斬新な作品を手掛け、現在は13代が当主となっています。